遺品整理は処分するものが大量で大変！どうしたらいい？

1-1.精神的に大変

遺品整理で真っ先に挙げられるのが精神的な大変さではないでしょうか。

故人の思い出が詰まった遺品を見るだけでも故人を思い出してしまい、辛い感情にとらわれてしまって作業が捗らないばかりか、日常の生活にまで支障をきたしてしまうことも少なくありません。

1-2.どれを処分するか判断するのが大変

大切な故人が使用していたものですから、すべて一気に捨ててしまう気持ちにはならないものです。大切なものや貴重なもの、高価なものは取っておこうと思うと、どれを残すべきでどれを処分すべきか、判断するのはとても難しいです。

1-3.体力的に大変

最近は断捨離ブームでなるべくものを持たないように心がけている方も増えてきたようですが、一生分の荷物は多いものです。

住まいが一軒家だった場合、遺品の量も多くなりやすく、運び出しも大変です。集合住宅であれば荷物の量は比較的少ないかもしれませんが、集合住宅ならではの運び出しの大変さがあります。

また、賃貸の物件であれば遺品整理に期限があり、急いで片付けるとなると大変です。一軒家にせよ集合住宅にせよ、持ち家でも賃貸でも、遺品整理が体力的にきつい作業になることは避けられません。

2-1.寝具

寝具はひとつひとつが大きく重いため、処分する場合は運び出しが大変です。再利用するにも故人が使用していたものなので、抵抗を感じることが多いでしょう。

また、寝具は高価な場合があるため、処分するのに抵抗を感じるものの再利用できないまま、いつまでも処分できずに困ってしまう人も少なくありません。

2-2.写真

遺品整理で最も困るものの一つとして挙げられるのが、写真です。故人の思い出だけでなく、自分自身にも関わるため、すぐに捨てることもできず、思い出に浸ってしまい作業が進まないことも多いです。

2-3.本

故人が本好きだった場合、大量の本が遺品として残されます。本は一冊の重さが軽くても、量が多ければ重みが増すので、運び出すのも大変です。

また、貴重な本を選別していると、作業に時間がかかってしまいます。

2-4.コレクション

故人が趣味で集めていたコレクションの処分には困ることが多いようです。故人が大切にしていたことを知っていれば、簡単に捨てる気持ちになれず、処分できないこともあります。趣味のコレクションには高価なものもあるため、価値判断が難しく、遺品整理は大変です。

2-5.衣服

遺品で大量に残されるものに衣服があります。安いものであれば捨てやすいですが、ブランド物や高価なものは処分の方法に迷ってしまうかもしれません。

また、故人がきれいに片付けていれば分別作業は比較的楽かもしれませんが、整理が行き届いていない場合には分別も難しいです。

3-1.形見分けをする

遺品の中で思い出の品や、価値のあるものなどは残された家族で形見分けをする場合があります。

ただし、誰がどれをもらうか、という問題も起こりやすいのが形見分けです。故人が遺言などでどれを誰に渡すのかということを残してあれば良いのですが、そうでない場合はトラブルが起きかねません。

3-2.リサイクルショップに買い取ってもらう

価値のあるもの、高価なものはリサイクルショップに買い取ってもらうことができます。定価より安くなることが多く、処分費用がかからないことを考えると、価値のあるものや高価なものの処分方法として選択肢に入るでしょう。

ただし、リサイクルショップに量が多いものや大きなものなどを運び込むのは大変な作業です。リサイクルショップは家まで引き取りに来てくれる業者を選ぶようにしましょう。

ただし、ものの状態や品質によっては買い取ってもらえないことがありますので、注意してください。

3-3.不用品回収業者に依頼する

自分で遺品整理すると個人との思い出が蘇ってきて精神的に辛くなることもありますし、大量の荷物の運び出しを行うのは、体力的にも大変です。どれを捨て、どれを残すか分別するのにも時間がかかりますし、自治体のゴミ回収まで時間がかかることもあります。

個人での遺品整理はさまざまな面で労力がかかり、なかなか進まないものです。このような場合は、思い切って不用品処分のプロである回収業者に依頼すると良いでしょう。依頼する場合は何社かに見積もりを依頼して、比較して決めることをおすすめします。